腰痛改善に腹筋?間違いだらけの腰痛改善!

腰痛については一度ブログに書きましたが、もう読まれましたか?
まだ読まれていない方はこちらと合わせて是非お読み下さい。
腰痛がもう辛くてどうしたらいいのか分からない!という方がいらっしゃいます。
そこでインターネットで調べると「腹筋」しましょう!と書いてあり実施してしまい悪化。。。なんてことも
インターネットで調べても腰痛の約85%は原因不明とでできますし、運動不足だから運動しましょう!と書いてあります。腰が痛くなる原因はお腹の筋肉「腹筋」が弱いからだ、という方が多くいらっしゃいます。そして「腹筋」をしようとか「プランク」をしようとか書いてありますよね。
腰痛改善には「腹筋」をしてくださいと言われ、症状が悪化してきた人を多く見てきました。なぜ悪化するのか、悪化しないためにはどうしたら良いのか、などをお伝えできればと思います。
目次
- ○ 腰痛改善に腹筋が良いはウソ?
- ○ なぜ腰痛改善に腹筋がよくないの?
- ○ プランクがなぜ推奨されているの?
- ○ 簡単なエクササイズ
- ・呼吸のエクササイズ
- ・背伸び
- ・目のエクササイズ①
- ・目のエクササイズ②
- ○ 根本原因を改善しましょう
- ○ まとめ
腰痛改善に腹筋が良いはウソ?
なぜ腰痛改善には「腹筋」が良いと言われるのでしょうか?
それはきっと、腰痛で悩んでいる方々の姿勢の大半が「反り腰」になっているからでしょう。
反り腰とはその名の通り腰が反って、お腹が前に出てしまっている姿勢です。
そもそも反り腰でなぜ痛むのか?
腰が本来の反りよりも反ってしまい、筋肉が過剰に収縮してしまっています。筋肉が過剰に緊張・収縮してしまったがために、疲労感や痛みとなって表れます。またひどい場合には神経を圧迫しヘルニアなどの症状が出てきてしまいます。
そこでまだ知識が薄く分からない方はこう連想してしまいます。
「腰が反って筋肉が緊張・収縮してしまっているのは、お腹の筋肉が身体をちゃんと支えられていないがために、お腹が前に出てしまい反り腰を誘発してしまっているのか」思ってしまうのかな?と。。。ですから腹筋をしましょうとか、体幹トレーニングでプランクをしましょう!などと言ってしまうのでしょう。
なぜ腰痛改善に腹筋がよくないの?
なぜ腰痛改善に「腹筋」はよくないのでしょうか?
まず初めに腰痛にはさまざま無症状があります。また様々な姿勢の方がいらっしゃいますので、一外にこうだからとは言えませんが、今回は腰痛に多い反り腰での「腹筋」指導された場合の良くない理由です。
猫背の方はもともと背中が丸まってしまっているので腹筋が緊張していることが殆どですので今回の「腹筋」が良くないには当てはまらないことの方が多いです。
しかし中には猫背で「腹筋」と言われる方もいらっしゃるかも知れません。
問題は反り腰の湾曲が大きくなった時、腰椎周辺の筋肉の緊張などによって神経を圧迫してしまい痛み、痺れの症状を起こしてしまいます。(腰椎ヘルニアの方です。ちなみに私トレーナーの黒須は2箇所腰椎ヘルニアになっています)
ではやっぱり腹筋をしたほうが良さそう!と感じるかも知れませんが、良くないんです。
なぜか、それは腰の筋肉が緊張し収縮してしまっているものを無理に伸ばしたり、あるいは反って固まってしまった部分を、動きにくい状態で動かそうとしても丸まることができないので、そもそも腹筋が機能しないとということが起きます。
無理に動かす、そもそも動かないのに動こうとすればこの部分は過剰に刺激が入り悪化してしまいますね。
このように腰(腰椎)周りの筋肉の緊張などによって痛みを誘発してしまっているので、反対の「腹筋」を使いどうにか姿勢をよくさせようとしてしまうことがあります。
プランクがなぜ推奨されているの?
プランクは今最もポピュラーな運動ではないでしょうか?
ギネス世界記録にプランクのキープ時間があるくらいですから!
ちなみに記録はオーストリアで9時間30分1秒です。凄すぎ!!
ではプランクはなぜいいと言われているのか、それはインナーマッスルが鍛えられるから!らしいですよ。私はそうは思いません。
プランクをすればもちろんインナーマッスルは鍛えられることはあると思いますが、果たしてプランクで腰痛改善のために鍛えられるのかと聞かれればそうではないのでは。という意見です。
そもそもインナーマッスルを鍛えるのにプランクは向いていないと考えています。やってみればわかります。肩や足・お尻などなどプルプルしてきませんか?それアウターマッスルを使っている証拠です。
もしインナーマッスルを使っていたら楽ちんにできます、なぜならインナーマッスルは身体を支える筋肉だからです。そしてインナーマッスルは鍛えている感覚はわかりません。
人は止まることを嫌うはずなんです、なぜなら心臓が動き続けているからに他なりません。拍動で振動が体に流れているため。
それなのに止まって力を入れて我慢して鍛えてなんのためになるのでしょうか?
(競技者などは別です。)
ですからこのようなものを私たちは推奨していません。
簡単なエクササイズ
腰痛改善に「腹筋」がよくないとわかったところで、じゃあ何をしたら良いのか疑問ですよね。
これから簡単なエクササイズをご紹介いたします。
簡単なエクササイズですので気づいた時などに行ってみましょう。
特に腰とは関係の無さそうな目のエクササイズはおすすめです!
呼吸のエクササイズ
1床もしくはヨガマットの上に仰向けに寝ます。(柔らかい物の上はNG)
2腰の下に手を入れます
3鼻から吸ってお腹を膨らまします。その時腰の下の手を押しましょう。
4鼻から吐きます。この時腰の下の手への圧は変えにようにしましょう。
5これを繰り返します。
10分くらい行いましょう
背伸び
気持ちよく背伸びをたくさんしてください。これだけです
目のエクササイズ①
1写真のようにします
2顔から15センチほど離し、反対のては伸ばし切ります
3手前の親指の第一関節のシワを見ます。くっきりと見えるまで
4見えたら奥の親指第一関節のシワを見ます。くっきり見えるまで
5手前、奥と行ったり来たりを20往復してください
目のエクササイズ②
1写真のようにします
2目線だけを親指に向けておきます
3手を時計回りに大きく回します、この時顔が動かず目線でギリギリ見える範囲で動かしましょう
※早く回すと気持ち悪くなる場合がありますのでゆっくりと大きく回しましょう
4それぞれ5周ずつしましょう
根本原因を改善しましょう
腰痛になって「腹筋」はよくないんだな!と理解し簡単なエクササイズを知れた後あなたはどうしますか?
『この簡単なエクササイズをやって少しでも良くなったら、このエクササイズを気づいた時にやればいいか!』と思ったそこのあなた!
こんな考えじゃ一生腰痛に悩まされますよ!
なんで?と思う方もいればそうじゃない方もいらっしゃると思います。
最後まで読んでください。
なんで良くなるエクササイズを知ったのにこれだけでは良くないのか。
それはあなたの生活習慣が原因で腰痛が起きてしまっているからです。
腰痛のブログでもお話ししたかと思いますが、姿勢不良・生活習慣は運動不足によるものがほぼです。運動を少し行ったから良くなったと感じるのは今までになかった刺激が入った事による効果でしかありません。
同じエクササイズを繰り返せば身体は覚えてしまいますので、少しでも新しい刺激が必要になってきます。
いわゆるこれが日常生活の事と同じで。同じこともしくは似たことの繰り返しが人の無意識の行動に代わり、また腰痛を繰り返してしまうのです。
どんどん新しいエクササイズを増やして行かなければいけないのか、と言えばそうですが、それ以外に生活習慣を見直すことが必要になってくるのです。
どんなに良いことをしてもそれは24時間の内のたったの1時間程度しかありません。ですから良い運動を1時間行ったから良いや!では無く、それ以外の23時間の生活の質を高めなければなりません。
この質をどうか見直し、良くしていきましょう。
まとめ
腰痛には様々な症状があるが「腹筋」が解決策になることは少なく、逆に悪化させてしまうケースがあります。
またどんなに良いことを行ったとしても日常生活の質、生活習慣を見直さなければ根本の改善には近づきにくいということです。
腰痛改善とともに生活の質を改善するにはそうしたら良いのか。
腰痛の改善をしたいのであれば身体のプロ(パーソナルトレーナーに依頼してパーソナルトレーニングで指導してもらうことが良いと思います)にしっかりと相談をし、ちゃんとした指導をしてくれる先生を見つけましょう!そして日常生活の質も向上させるためのアドバイスも貰い、人生をより良い時間に共にしていきましょう!
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